【シニアに人気】パート介助員の働き方ガイド|体を動かして収入もつながりも

仕事

1. パート介助員とは?仕事内容をわかりやすく解説

パート介助員とは、主に高齢者施設やデイサービスなどで、利用者の生活をサポートする補助的な仕事を担う職種です。入浴や排せつなどの「身体介護」を行う介護職とは異なり、食事の配膳、見守り、レクリエーションの補助、シーツ交換、清掃など、資格がなくてもできる業務を担当するケースが多いのが特徴です。

施設によって呼び方は「介護補助」「ケアサポーター」「生活支援スタッフ」などさまざまですが、共通しているのは“利用者の暮らしを支える縁の下の力持ち”という役割です。直接的な医療行為や専門的な介護技術は求められないことが多く、未経験から始めやすい仕事として注目されています。

体を適度に動かしながら働けるため、健康維持にもつながりやすい点が、シニア世代に支持されている理由の一つです。


2. なぜ今、シニアにパート介助員が人気なのか

近年、シニア世代の就業率は年々上昇しています。実際、厚生労働省の「高年齢者雇用状況報告」や「労働力調査」によると、65歳以上の就業者数は増加傾向にあり、70歳を超えて働く人も珍しくありません。背景には、年金だけでは不安を感じる世帯の増加や、「健康のために働きたい」という前向きな理由があります。

その中でパート介助員が選ばれている理由は大きく3つあります。

1つ目は、未経験から始めやすいこと。資格が必須でない求人も多く、これまで工場勤務や施設管理など別業界で働いていた方でもチャレンジしやすい職種です。

2つ目は、適度に体を動かせること。重度の身体介護を行わないケースも多いため、フルタイム介護職より負担が軽い傾向があります。健康維持を目的に働きたい人にとって相性が良い仕事です。

3つ目は、人とのつながりが持てること。利用者や職員との会話が日常的にあり、「社会との接点」を感じやすい環境です。定年後に孤立感を感じやすい世代にとって、精神的な充実感につながる点も魅力といえるでしょう。

収入だけでなく、「役割」「居場所」「健康」の3つを同時に得られる働き方として、パート介助員は注目されています。


3. 介護職との違いは?資格の有無とできる仕事の範囲

パート介助員と介護職の大きな違いは、「資格が必要かどうか」と「担当する業務範囲」にあります。

一般的な介護職(介護職員)は、入浴・排せつ・食事介助などの身体介護を中心に行います。一方、パート介助員は、そのサポート業務を担う立場です。たとえば、食事の配膳・下膳、フロアの見守り、レクリエーションの準備、ベッドメイク、清掃などが主な仕事になります。

なお、介護保険制度に基づく訪問介護などでは、身体介護を行う場合に資格が必要です。制度の概要は厚生労働省が公表している介護保険関連資料でも確認できます。施設系サービスでは、資格がなくても補助業務に従事できるケースが多いのが特徴です。

以下に違いを簡単に整理します。

項目パート介助員介護職
資格原則不要(施設による)初任者研修など推奨・必須の場合あり
主な業務見守り・配膳・清掃・補助身体介護・生活援助
負担度比較的軽め業務内容により負担あり

「介護の現場で働きたいが、いきなり専門職は不安」という方にとって、パート介助員は入り口として選びやすい働き方といえるでしょう。


4. 体力はどのくらい必要?無理なく続けるための働き方のコツ

「体力的にきつくないだろうか?」と不安に感じる方も多いでしょう。結論から言えば、パート介助員はフルタイムの介護職と比べると身体的負担は比較的軽いケースが多いものの、立ち仕事や歩く時間は一定程度あります

たとえば、フロアの見守り、配膳、車いすの誘導補助、清掃など、日中は動き回る時間が中心になります。とはいえ、重度の入浴介助や移乗介助を担当しない職場であれば、極端な力仕事は少ない傾向です。

無理なく続けるためには、次の3点が重要です。

1.勤務時間を短めに設定する(1日4〜5時間など)
2.週2〜3日から始める
3.「身体介護なし」の求人を選ぶ

    特に面接時に「具体的にどんな業務を担当しますか?」と確認することが大切です。業務内容が明確であれば、自分の体力と照らし合わせて判断できます。

    「健康のために働く」のであれば、頑張りすぎないことも継続のコツ。無理なく動ける環境を選ぶことが、長く続ける第一歩です。


    5. 収入の目安と勤務時間の実例

    パート介助員の時給は地域差がありますが、一般的には時給1,000円〜1,200円前後が一つの目安です。都市部ではそれ以上になることもあります。

    参考までに、厚生労働省の「毎月勤労統計調査」や各種求人媒体の掲載データを見ると、パートタイム労働者の平均時給は上昇傾向にあります。介護分野は人手不足が続いているため、比較的安定した需要があります。

    たとえば、以下のような働き方が考えられます。

    勤務例時給月収目安
    1日4時間 × 週3日1,100円約52,800円
    1日5時間 × 週4日1,100円約88,000円
    1日6時間 × 週5日1,100円約132,000円

    ※月4週換算の目安

    年金にプラスして月5万〜10万円程度の収入があれば、家計のゆとりは大きく変わります。無理にフルタイムを目指さなくても、「必要な分だけ働く」という選択ができるのもパート介助員の魅力です。

    収入と体力のバランスを見ながら、自分に合ったペースを選ぶことが大切です。


    6. パート介助員に向いている人の特徴

    パート介助員は、特別な資格や高度な専門知識よりも「人柄」が活きる仕事です。では、どのような人に向いているのでしょうか。

    まず挙げられるのは、穏やかで聞き上手な人です。利用者の多くは高齢者であり、会話そのものが楽しみという方も少なくありません。相手の話をゆっくり聞き、うなずきながら受け止められる姿勢は大きな強みになります。

    次に、コツコツと作業を続けられる人。シーツ交換や清掃、配膳など、目立たないけれど大切な仕事が中心です。派手さはありませんが、「誰かの役に立っている」という実感を持てる人にはやりがいを感じやすいでしょう。

    また、これまで工場勤務や施設管理などで培ってきた責任感や安全意識も現場では重宝されます。時間を守る、丁寧に作業する、周囲に気を配る――こうした姿勢は年齢に関係なく評価されます。

    「人のために動くことが苦にならない」「まだ社会とつながっていたい」という思いがある方にとって、パート介助員は相性の良い仕事といえるでしょう。


    7. 失敗しない職場選びのポイント

    パート介助員として長く働くためには、「どこで働くか」がとても重要です。同じ仕事内容でも、施設の方針や人間関係によって働きやすさは大きく変わります。

    まず確認したいのは、具体的な業務内容です。「身体介護は担当しますか?」「一日の流れはどのようになっていますか?」と面接時に質問しましょう。仕事内容が曖昧なまま入職すると、「思っていたより負担が大きい」と感じてしまう可能性があります。

    次に、スタッフの年齢層や雰囲気も大切です。見学が可能であれば、現場の様子を直接見ることをおすすめします。挨拶が交わされているか、職員同士が協力しているかなど、雰囲気は意外と伝わるものです。

    さらに、勤務日数・時間の柔軟性も確認ポイントです。体力や家庭の事情に合わせて調整できる職場は、長期的に続けやすい傾向があります。

    最後に、「困ったときに相談できる人がいるか」も重要です。新人へのサポート体制があるかどうかは、安心して働くうえで大きな差になります。

    仕事そのものだけでなく、「環境」を選ぶ視点を持つことが、後悔しない職場選びにつながります。


    8. まとめ|体を動かしながら社会とつながる、新しい働き方

    パート介助員は、特別な資格がなくても始めやすく、体を適度に動かしながら社会とつながれる仕事です。年金にプラスして収入を得られるだけでなく、「誰かの役に立っている」という実感を持てる点が大きな魅力です。

    フルタイムの介護職に比べて業務負担が比較的軽いケースも多く、勤務日数や時間を調整しやすいのも特徴です。無理のないペースで働けば、健康維持にもつながります。

    定年後の生活は、「働かない」か「無理をする」かの二択ではありません。自分の体力や希望に合わせて、役割を持ちながら社会に関わり続ける――それが、これからのシニア世代の新しい働き方です。

    「まだできることがある」「もう一度、誰かの役に立ちたい」。そう感じたとき、パート介助員という選択肢を、ぜひ前向きに検討してみてください。

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