1.はじめに|「シニア求人、どこで探せばいいの?」という不安が増えている
「働きたい気持ちはあるけれど、どこで求人を探せばいいのかわからない」「ネットで見た求人が本当に安全なのか不安」──これは、今のシニア世代にとても多い悩みです。
特に60代後半から70代にかけては、年金だけでは生活が少し不安になり、「無理のない範囲で働きたい」「人とつながりを持ち続けたい」と考える方が増えています。
実際、総務省の労働力調査でも、65歳以上で働く人の数は年々増えており、2023年には約900万人を超えています。つまり、シニアが働くことは“特別なこと”ではなく、当たり前の選択肢になってきているのです。
しかし一方で、
「年齢で断られないか」
「怪しい仕事に引っかからないか」
「体力的に続けられる仕事なのか」
といった不安が、仕事探しの大きな壁になっています。
とくに今は、求人サイトやSNS、チラシ、知人紹介など、情報があふれているからこそ、「どれを信じていいのかわからない」という状態になりがちです。若い人向けの求人と違い、シニアの場合は「時給が高いか」よりも、「安心して長く働けるか」が何より大切になります。
このブログでは、
「シニア求人はどこで探すのが安全なのか」
「どうすれば安心できる求人を見分けられるのか」
を、3つのチェックポイントに分けてわかりやすく解説していきます。
「働きたいけど失敗したくない」「人と関わりながら、無理なく続けたい」
そんな方が、安心して一歩を踏み出せるような道しるべになることを目指しています。
2.シニア求人はどこにある?主な3つの探し方(ハローワーク・求人サイト・紹介)
「シニア向けの求人って、そもそもどこに載っているの?」
これは多くの方が最初につまずくポイントです。実は、シニア求人は一か所にまとまっているわけではなく、いくつかの“探し場所”に分かれています。代表的なのが、ハローワーク・求人サイト・人づて(紹介)の3つです。
1.ハローワーク(公共職業安定所)
ハローワークは国が運営している無料の職業紹介所で、全国どこにでもあります。シニア向けの求人も多く、「65歳以上可」「年齢不問」といった条件で検索できるのが特徴です。
特に安心なのは、掲載される企業が一定の審査を受けていることです。違法な条件や明らかに問題のある求人は掲載されにくく、困ったときは職員に相談できる点も大きなメリットです。
ただし、求人票の情報がやや簡素で、「実際の職場の雰囲気」や「細かい仕事内容」がわかりにくいこともあります。
2.シニア向け求人サイト
最近は、シニア専用、またはシニア歓迎をうたった求人サイトも増えています。こうしたサイトの良いところは、「年齢を気にせず応募できる求人」があらかじめ集められていることです。
例えば、短時間勤務、週2〜3日勤務、体力的に無理のない仕事など、シニアに合った条件で探しやすくなっています。また、スマホやパソコンで自宅から探せるので、外出が難しい方にも便利です。
一方で、サイトによって質に差があり、中には情報が古かったり、実態が分かりにくい求人が混ざっていることもあります。そのため「見分け方」がとても重要になります。
3.知人・地域からの紹介
意外と多いのが、「知り合いの紹介」で仕事を見つけるケースです。地域の知人、元の職場のつながり、ボランティア活動や趣味の仲間から「うちで人が足りなくて」と声がかかることもあります。
この方法の強みは、事前に職場の雰囲気や仕事内容を聞けることです。「どんな人が働いているか」「忙しさはどれくらいか」といったリアルな情報が分かるので、安心感は高いと言えます。ただし、条件があいまいなまま始めてしまい、後でトラブルになることもあるため、契約内容の確認は必要です。
3.失敗しないためのチェック①|「年齢歓迎」が本当かどうかを見る
シニア向けの求人を見ていると、「年齢不問」「シニア歓迎」「60代・70代活躍中」といった言葉をよく目にします。これを見ると、「ここなら安心して応募できそう」と感じますよね。
しかし実は、この言葉だけで安心してしまうのは少し危険です。本当にシニアが働きやすい職場かどうかは、別のポイントを一緒に見て判断する必要があります。
まず注目したいのは、「実際に何歳くらいの人が働いているのか」です。求人票の中に「50代・60代活躍中」「シニアスタッフ多数在籍」など、具体的な表現があれば信頼度は高まります。逆に、「年齢不問」と書いてあっても、実態は若い人ばかりの職場というケースも少なくありません。
次に見るべきなのが、「研修・サポート体制」です。シニアが活躍している職場の多くは、「丁寧な研修あり」「ゆっくり覚えられる」「未経験OK」といった表現がきちんと書かれています。年齢を重ねると、新しい仕事を覚えるスピードに個人差が出やすくなるため、こうした配慮があるかどうかはとても重要です。
また、「体力を前提にしていないか」もチェックしましょう。たとえば、「1日8時間フルタイム」「スピード重視」「立ちっぱなし」などの表現が多い場合、実際には若い人向けの職場である可能性があります。本当にシニア向けの求人は、「短時間OK」「シフト相談可」「無理のない業務量」など、続けやすさが意識されています。
つまり、「年齢歓迎」という言葉を見るときは、
① 実際の年齢層
② 研修やサポートの有無
③ 体力や働き方への配慮
この3つがそろっているかをセットで確認することが、失敗しないための第一歩なのです。
4.失敗しないためのチェック②|仕事内容と働き方が無理なく続けられるか
シニア求人を選ぶときに、意外と見落とされがちなのが「仕事内容の中身」と「働き方の現実」です。時給や勤務地だけで決めてしまうと、実際に働き始めてから「思っていたよりきつい」「続けられない」と後悔してしまうことがあります。
まず確認したいのは、「その仕事は毎日どれくらい体を使うのか」という点です。たとえば、清掃、品出し、配送補助、調理補助などはシニアに人気の仕事ですが、同じ職種でも職場によって負担は大きく違います。
「軽作業」と書かれていても、実際には重い物を運ぶことが多かったり、ずっと立ちっぱなしだったりする場合もあります。求人票に「重量物あり」「立ち仕事」「動きの多い仕事」といった記載があれば、自分の体力と照らし合わせて考えることが大切です。
次に見るべきは「勤務時間とシフトの柔軟さ」です。
シニアにとって理想的なのは、「週2〜3日」「1日3〜5時間」「シフト相談可」といった無理のない働き方です。こうした条件があれば、体調に合わせて調整しながら長く続けやすくなります。逆に、「固定シフト」「急な残業あり」「人手不足でシフトが増える」といった職場は、年齢を重ねた方には負担になりやすい傾向があります。
また、「仕事内容がはっきり書かれているか」も重要なチェックポイントです。
「簡単な作業」「サポート業務」といった曖昧な表現だけの求人は、実際に何をするのか分からず、ミスマッチが起きやすくなります。良い求人ほど、「何を」「どのくらい」「どうやって」やるのかが具体的に書かれています。
無理なく働けるかどうかは、年齢ではなく「仕事内容と働き方の設計」で決まります。
「このペースなら続けられそうか?」と、自分の1週間の生活を思い浮かべながら確認することが、後悔しない仕事選びにつながります。
5.失敗しないためのチェック③|会社・事業所の信頼性をどう見抜くか
シニア求人で最も気をつけたいのが、「その会社や事業所が本当に信頼できるかどうか」です。仕事内容や条件がよく見えても、運営している会社に問題があれば、トラブルに巻き込まれる可能性があります。
まず確認したいのは、「会社名・事業所名がはっきり書かれているか」です。
安心できる求人は、会社の正式名称、所在地、電話番号、事業内容などがきちんと明記されています。逆に、「〇〇事業」「〇〇パートナー」といった曖昧な名前だけで、住所や連絡先がはっきりしない求人は要注意です。
次に、インターネットで会社名を検索してみましょう。
公式ホームページがあり、事業内容や実績、写真などが掲載されていれば信頼度は高まります。反対に、検索しても情報がほとんど出てこない、口コミにトラブルの書き込みが多い場合は、慎重に考えたほうがよいでしょう。
また、「雇用条件がきちんと書かれているか」も重要なポイントです。
時給、勤務時間、交通費、雇用形態(パート・アルバイト・業務委託など)が明確に書かれている求人は、労務管理がしっかりしている可能性が高いです。「詳細は面談で」「とりあえず来てほしい」といった求人は、後から条件が変わるリスクがあります。
さらに、面接や説明の対応もチェック材料になります。
こちらの質問に丁寧に答えてくれるか、働き方や注意点をきちんと説明してくれるかは、その職場の姿勢を映しています。良い職場ほど、「合うかどうか」を一緒に考えてくれるものです。
会社の信頼性は、働き始めてからの安心感に直結します。
「少しでも怪しい」と感じたら、無理に進めず、別の求人を探すことが、長く安心して働くための大切な判断です。
6.シニアに多い「危ない求人」の典型パターン
シニア向けの求人が増える一方で、残念ながら「注意が必要な求人」も存在します。こうした求人には、いくつか共通した特徴があります。事前に知っておくだけで、トラブルを避けやすくなります。
まず代表的なのが、「内容のわりに条件が良すぎる求人」です。
たとえば、「誰でも簡単」「短時間で高収入」「電話するだけで月〇万円」など、現実離れした表現が多い求人は要注意です。普通の仕事であれば、仕事内容と時給はある程度つり合っています。うまい話ばかり強調されている場合は、裏に何かある可能性があります。
次に気をつけたいのが、「最初にお金を要求される仕事」です。
「登録料」「教材費」「研修費」などの名目で、働く前に支払いを求められるケースは、トラブルにつながりやすい傾向があります。正規のアルバイトやパートで、先にお金を払う必要があることはほとんどありません。
また、「仕事内容がはっきりしない求人」も危険です。
「簡単なお仕事」「サポート業務」などと書かれているのに、具体的な作業内容が分からない場合、実際には営業や勧誘、個人情報を扱う仕事であることもあります。良い求人ほど、仕事の中身を隠さずに説明しています。
さらに、「すぐに決断を迫る」のも典型的なサインです。
「今すぐ決めて」「今日中に来て」「枠が残りわずか」と急がせる求人は、冷静に考える時間を与えないための手口であることがあります。安心できる職場なら、こちらが考える時間をきちんと尊重してくれます。
こうしたパターンに当てはまる求人に出会ったら、
「少し立ち止まって確認する」ことが最大の防御策です。
焦らず、他の求人と比べながら選ぶことが、安心して働ける仕事につながります。
7.安心して応募できる求人の見つけ方|シニア向け求人サイトの活用法
ここまで読んで、「自分で見分けるのは少し大変そう」と感じた方もいるかもしれません。そんなときに役立つのが、シニア向け求人に特化した求人サイトです。これらをうまく使うことで、危ない求人を避けながら、安心できる仕事に出会いやすくなります。
シニア向け求人サイトの最大の特徴は、「年齢でふるいにかけられない」ことです。最初から「シニア歓迎」「年齢不問」の求人だけが集められているため、応募しても年齢だけで断られる心配が少なくなります。また、短時間勤務や体力に配慮した仕事が多いのもメリットです。
さらに、多くのサイトでは、企業側にも一定の審査やルールを設けています。会社情報が登録されていなければ掲載できなかったり、求人内容に問題があれば修正を求められたりする仕組みがあるため、個人でネット検索するよりも安全性が高くなります。
活用するときのコツは、「条件検索」をしっかり使うことです。
たとえば、
・週何日働きたいか
・1日何時間までなら無理がないか
・通勤できる距離
といった条件を入れて検索すれば、自分の生活に合った求人だけを絞り込むことができます。
また、応募前には「求人の更新日」や「募集人数」もチェックしましょう。新しい情報の方が、実際に採用される可能性が高くなります。古いまま放置されている求人は、すでに募集が終わっていることもあります。
シニア向け求人サイトは、「一人で探すのが不安な人の味方」です。
上手に使えば、時間も手間も減らしながら、安心して働ける職場に近づくことができます。
8.まとめ|安心できる職場を選ぶことが、長く働ける一番の近道
シニアになってからの仕事探しで一番大切なのは、「たくさん稼ぐこと」よりも「安心して続けられること」です。体力や生活リズム、人との関わり方は、若い頃とは変わってきます。その変化に合った職場を選ぶことが、結果的に長く、気持ちよく働ける近道になります。
この記事では、シニア求人を選ぶときの大切なポイントを、3つのチェックとして紹介してきました。
・本当にシニアが歓迎されている職場か
・仕事内容や働き方が無理なく続けられるか
・会社や事業所が信頼できるか
この3つを意識するだけで、「思っていた仕事と違った」「こんなはずじゃなかった」という失敗は大きく減らせます。
また、ハローワークや知人の紹介に加えて、シニア向け求人サイトを使うことで、年齢を理由に断られるストレスを減らし、安全性の高い求人に出会いやすくなります。情報が多い時代だからこそ、「安心できる場所から探す」ことが大切なのです。
仕事は、お金のためだけではなく、生活にリズムをつくり、人とつながり、自分の役割を感じるための大切な場でもあります。自分に合った職場を選ぶことで、毎日が少しずつ前向きに変わっていきます。
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