1.2025年11月の人気記事ランキングTOP5を発表!
2025年11月、キャリア65でよく読まれた人気記事TOP5を振り返ると、シニア世代の関心が「お金」「働き方」「学び」「人とのつながり」といったテーマに集中していることが見えてきます。
定年後の生活を考えるとき、多くの人がまず気になるのは「生活費をどう補うか」という現実的な悩みです。同時に、「せっかくなら自分の経験やスキルを活かしたい」「年齢を重ねても成長したい」「新しい出会いや仲間とつながり続けたい」といった前向きな気持ちも強くなっていきます。
今回のランキングでは、そうした思いを具体的な行動に変えるヒントになる記事が上位に並びました。退職と雇用保険の仕組み、英語力を活かした仕事、婚活バスツアーという新しい出会いの場、履歴書の書き方、そして「シニア大学」「シルバー大学」といった学びの場。どれも「これからの人生をどう設計するか」を考えるうえで、参考にしやすい内容ばかりです。
ここからは、それぞれの記事がどのようなテーマを扱い、シニア世代のどんなニーズに応えているのかを、1位から順番に紹介していきます。
2.第1位:高齢者の退職と雇用保険|65歳・70歳以上が知っておきたい制度とは?
第1位は「高齢者の退職と雇用保険:65歳・70歳以上が活用すべき制度を徹底解説」。
定年や再雇用の終了など、節目となるタイミングで「自分は雇用保険の給付を受けられるのか」「年齢が高くても何か制度の対象になるのか」といった疑問を持つ方は少なくありません。特に、65歳以降の雇用保険は一般的なイメージと仕組みが異なる部分もあり、「なんとなく難しそう」と感じて調べるきっかけになりやすいテーマです。
この記事では、65歳以上でも対象となる可能性のある給付や、高年齢者向けの雇用保険制度について、基本的な流れや確認すべきポイントを整理しています。たとえば「どのタイミングで手続きが必要か」「退職理由によって何が変わるのか」といった、つまずきやすい部分をかみ砕いて説明しているのが特徴です。
退職後の収入を少しでも安定させることは、心のゆとりにも直結します。「制度を知らなかったために損をしてしまった」という状況を避けるためにも、まずは全体像を知りたいというニーズに応えたことが、アクセスの多さにつながったと言えるでしょう。
3.第2位:英語が使えるシニアに人気!語学力を活かせる仕事10選
第2位は「英語が使える高齢者必見!語学力を活かしてシニアが選ぶべき仕事10選」。
定年後も「これまで身につけてきた英語力を活かしたい」「海外経験をムダにしたくない」と考えるシニアは少なくありません。旅行が好きな人、外資系企業や海外取引のある職場で働いてきた人、趣味で英会話を続けている人など、語学に親しんできた背景もさまざまです。
この記事では、観光案内、ホテル・宿泊業、オンライン英会話講師、インバウンド向けの販売スタッフ、翻訳・通訳サポートなど、英語を活かせる仕事を10種類ピックアップ。仕事内容の概要に加え、「どの程度の英語力が目安か」「フルタイムよりもパートタイムで働きやすいか」など、シニア視点での特徴に触れています。
ポイントは、「完璧な英語力がなくても始められる選択肢もある」という現実的な視点です。長年の社会人経験と英語を組み合わせることで、接客・案内・教育など、他人の役に立つ働き方を選びやすくなります。「好きなことを活かして働きたい」という前向きなニーズに寄り添う内容が、多く読まれた理由と言えるでしょう。
4.第3位:シニアに広がる“婚活バスツアー”の魅力とは?参加のコツを紹介
第3位は「今人気の『シニアの婚活バスツアー』完全ガイド|料金・流れ・参加のコツを解説」。
仕事や子育てが落ち着いた後、「これからの人生を一緒に過ごせるパートナーや気の合う仲間と出会いたい」と考える人は多くなります。そうしたなかで注目されているのが、同年代の参加者と観光を楽しみながら出会える「婚活バスツアー」です。
この記事では、婚活バスツアーの一般的な料金の目安、当日のスケジュール例、どんな雰囲気の中で交流が行われるのかを説明しています。また、「初めての参加で緊張しないための心構え」や「服装・身だしなみのポイント」「会話のきっかけ作りの工夫」など、安心して一歩を踏み出すためのヒントも紹介しています。
シニア向けの婚活・交流イベントは、恋愛や再婚だけでなく、「気軽に話せる友人」「同じ趣味を楽しめる仲間」と出会える場としても機能しています。日常生活の中ではなかなか出会いが少ないと感じている人にとって、具体的な参加イメージを持てるガイド記事は、検討の大きな後押しになっていると言えるでしょう。
5.第4位:シニアの履歴書作成ガイド|職歴が多くてもスッキリまとまる書き方とは?
第4位は「シニアの履歴書作成ガイド!職歴が多い人がスムーズに書くコツと例文」。
再就職やパートタイムの仕事を探そうとするとき、多くのシニアが最初につまずくのが「履歴書をどう書けばいいのか」という点です。長年働いてきた分だけ職歴が増え、「すべてを書ききれない」「どこまでさかのぼるべきか」といった悩みを抱えがちです。
この記事では、まず「採用担当者はどこを見るのか」という視点を提示し、年齢に関わらず伝えるべきポイントを整理しています。そのうえで、職歴の整理方法、応募する仕事に合わせた強みの選び方、空白期間の書き方など、実務的なコツを具体例とともに解説しています。
また、シニアならではの強みである「信頼感」「長期的な経験」「人間関係の調整力」などをどのように文章に落とし込むかにも触れており、「自分にはアピールできるものがある」と気づくきっかけづくりにもなっています。履歴書は、セカンドキャリアの第一歩を踏み出すための大切なツール。その不安を少しでも軽くしたいというニーズに応えた記事と言えるでしょう。
6.第5位:「シニア大学」「シルバー大学」が注目される理由|学びが仕事と生きがいにつながる
第5位は「『シニア大学』『シルバー大学』って何?定年後の学びが仕事と生きがいにつながる理由」。
定年後、「これから何をして過ごそうか」と考えたとき、すぐに仕事だけを選ぶのではなく、まず“学び直し”からスタートする人が増えています。その受け皿の一つとして各地で広がっているのが、いわゆる「シニア大学」「シルバー大学」と呼ばれる学びの場です。
この記事では、シニア大学の基本的な仕組みや、地域ごとに特徴のあるカリキュラム(健康、歴史、文化、パソコン・スマホの使い方、ボランティア活動の基礎など)を紹介しています。また、「学びがそのまま仕事につながるケース」や「地域活動・ボランティアへつながる流れ」など、学びの先にある選択肢についても触れています。
同年代の仲間と共に学ぶことは、生活のリズムづくりや、人とのつながりの維持にも役立ちます。「すぐに働くのは不安だけれど、何か新しいことを始めたい」「ゆっくり準備をしながら次の一歩を考えたい」といった人にとって、学びの場は心強い選択肢の一つです。そうしたニーズを反映するかのように、この記事も継続的に読まれています。
7.まとめ|2025年11月は“学び・お金・働き方”への関心がくっきりと表れた月
2025年11月の人気記事TOP5を振り返ると、シニア世代の関心は大きく三つの軸に整理できます。
一つ目は「お金・制度」に関する安心。退職と雇用保険の記事が1位となったことからも、生活基盤を整える情報へのニーズが高いことがわかります。
二つ目は「自分らしい働き方」。英語力を活かした仕事や、履歴書の書き方といったテーマは、「まだまだ社会で役に立ちたい」という前向きな気持ちの表れです。
三つ目は「学びと人とのつながり」。婚活バスツアーやシニア大学の記事は、新しい出会いや学びを通じて、日常に張り合いを持ちたいという願いを映し出しています。
キャリア65では、こうしたニーズを踏まえながら、これからも「働く」「暮らす」「学ぶ」「つながる」をキーワードに、シニア世代のセカンドライフを支える情報を発信していきます。自分に合った働き方や、生きがいにつながるヒントを探したいときは、ランキング記事も上手に活用しながら、気になるテーマをぜひ掘り下げてみてください。
セカンドキャリアのヒントをもっと知りたい方は、「キャリア65」の最新記事や求人情報もチェックしてみませんか?あなたに合った働き方が、きっと見つかります。



